p r o l o g u e






どす黒い血が、汚水の沁みた灰色の雪に溶け出して広がってゆく。
鼻を突くのは、髪や肉の焼け焦げる異臭。




醜悪だった。


何もかもが胸の悪くなる醜さを晒している。




それでも、暫しの静寂の後訪れたのは、地を揺るがす歓声。

罪人を裁く天の火と、その火を操る帝王とを崇める声が、いまだに雲間から漏れてくる雷鳴すら掻き消して轟き渡る。




稲妻が走り、雪と雨が入り混じって降り注ぐ異様な空の下、











雷帝は求める声に応えて、






片腕を天へ突き上げた。












ハ   レ   ル   ヤ











救いと栄光と力とは わたしたちの神のもの




その裁きは真実で正しいからである





すべて神の僕たちよ


神を畏れる者たちよ


小さな者も大きな者も













わたしたちの神をたたえよ






















coming soon…?



++back++